「僕はスーパースターじゃない」 フランクフルト鎌田が語る自分の特徴とプレースタイル
文化の違いや自らのプレースタイルについてドイツメディアで言及
ドイツ1部フランクフルトの日本代表MF鎌田大地は、今季ブンデスリーガ10試合に出場して10試合で2得点6アシストと、チーム総得点(15)の半分以上に絡む活躍を見せている。もっとも、本人は至って冷静で、「僕はネイマールやメッシ、ムバッペのようなスーパースターではない」と語っている。フランクフルト専門メディア「SGE4EVER」が報じた。
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鎌田は2017年にサガン鳥栖からフランクフルトへ完全移籍。1年目はリーグ戦3試合の出場にとどまり、翌2018-19シーズンにはベルギー1部シント=トロイデンへレンタルとなった。
しかし、シント=トロイデンでFWとして12ゴールを挙げて覚醒すると、フランクフルトに復帰した2019-20シーズンはリーグ戦28試合に出場して2得点6アシストと主力に定着。今年9月にフランクフルトと2023年まで契約延長を結び、今季は10試合消化時点で昨季に並ぶ2得点6アシストとより効率的なパフォーマンスを見せている。
鎌田は海外移籍した当初について、「日本には間違いを認め、チームメイトに謝り、次はもっと上手くいくというスポーツの文化がある。それはドイツではあまり浸透していない。最初は自分のミスだけでなく、他人のミスの責任も負っていた」と、文化の違いに戸惑いがあったと明かす。それも、チームメイトからの信頼を得て、楽になったという。
24歳となった鎌田は、今やフランクフルトに欠かせない戦力となったが、本人は自分の立場と特徴を冷静に受け止めている。
「僕は自分のことを、1人でゲームを決められるネイマールやメッシ、ムバッペのようなスーパースターだとは思っていない。フィジカルもまだ課題があるし、スピードも最速というわけじゃない。僕はそれを理解しているから、相手のプレッシャーがかからないスペースを常に探している」
子供の頃、UEFAチャンピオンズリーグで優勝することを夢見ていたという鎌田。フランクフルトでどのような成長曲線を描いていくのか、楽しみは尽きない。
(FOOTBALL ZONE編集部)