今季4敗目バルサ、首位アトレティコと勝ち点差が“危険水域”突入 “衝撃ミス”でカディスに黒星
バルセロナはカディスに1-2で完敗…4勝2分け4敗の勝ち点14
バルセロナがまたしてもリーグ戦でつまずいた。現地時間5日に行われたリーガ・エスパニョーラ第12節カディス戦で1-2の敗戦を喫し、今季4敗目。まったく調子に乗れない現状の中、「ムンド・デポルティーボ」紙は首位アトレティコ・マドリードとの勝ち点差が“危険水域”に入ったと報じている。
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この日もロナルド・クーマン監督率いるバルサは“ちぐはぐ”だった。前半9分にセットプレーからいきなり先制点を許すと、ボールは支配するもののゴール前でしぶとく守るカディスの守備陣を崩せない時間帯が続いた。後半13分にスペイン代表DFジョルディ・アルバのクロスが相手DFにあたってオウンゴールを誘発して1-1の同点としたが、その5分後にまさかの展開が待っていた。
ジョルディ・アルバの自陣のスローインをフランス代表DFクレマン・ラングレがコントロールミスし、ドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの下へとこぼれる。これを相手FWネグレドにかっさわれて、無人のゴールへと蹴りこまれたのだ。
ビルドアップが信条のバルサにおいて、致命的なエラーが発生して与えた追加点のダメージは大きかった。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシらの猛攻も実らず、アウェーの地で勝点1すら奪うことができなかった。10試合を消化した時点で4勝2分け4敗の勝ち点14と“五分”の成績は、厳しい出遅れとなっている。
順位表を見ると、それは明らかだ。消化試合が現時点で同じ首位アトレティコは勝ち点26と、すでに「12差」がついている。2位ソシエダ(同24/11試合)、3位レアル・マドリード、4位ビジャレアル(勝ち点20/11試合)とも消化試合が1つ多いとはいえ6差は、来季UEFAチャンピオンズリーグ争いに向けても暗雲が漂っているといえる。
大黒柱メッシは残留したとはいえ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、クロアチア代表MFイバン・ラキティッチらを“構想外”としてチームの刷新を図っているバルサだが、この停滞感を早急に払拭できるのだろうか。