森保監督、好調維持…初招集24歳MF奥川雅也に期待 持ち味は「貪欲に戦う姿勢を見せてくれる」
日本代表の森保監督が取材に応じ、追加招集となった奥川について言及
森保一監督率いる日本代表は9日、国際親善試合パナマ戦(13日)とメキシコ戦(17日/日本時間18日)に向けて、オーストリアで合宿初日を迎えた。新型コロナウイルスの影響もあり、10月に引き続き国内組は招集せず、海外組だけで構成。今回の遠征では日本代表初選出のMF奥川雅也(ザルツブルク)が追加招集となったなか、指揮官はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)初ゴールを決めた“新星”に期待を寄せた。
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今回も新型コロナウイルスの影響もあり、10月に引き続き国内組は招集せず、海外組だけで構成。A代表常連となるMF久保建英(ビジャレアル/スペイン)を始め、10月のオランダ遠征で10番を背負ったMF南野拓実(リバプール)らが選出されるなか、MF堂安律(ビーレフェルト)がクラブ事情で不参加となっていた。そのなかで、追加招集となったのが奥川だった。
奥川は京都サンガF.C.の下部組織で育ち、2015年にトップ昇格。同年6月にオーストリアの強豪ザルツブルクへ完全移籍した。直後から同国2部リーフェリング、同国1部SVマッテルスブルク、ドイツ2部ホルシュタイン・キールと期限付き移籍を繰り返し、昨季からザルツブルクへ復帰。MF南野拓実とも同僚としてプレーし、昨季は23試合9得点の活躍を見せると、今季は現地時間3日のCL第3節バイエルン戦(2-6)で自身CL初ゴールをマークするなど好調をキープし、待望のA代表初招集となった。
24歳の“新星”について指揮官も動向をチェックしていたといい、「力強さが増している」と期待を寄せた。
「彼自身のパフォーマンスも上がっている。例えば、南野がザルツブルクにいた当時から試合に絡めるようになっていたと思うけど、南野がリバプールに移籍して、ザルツブルクも選手が変わっていくなかでレギュラーというような形でプレーできるようになってきている。プレーの存在感、力強さはチーム内でも増してきている。スペースがないなかでもボールを受けて、スムーズに運んでいくというのは(バイエルンのような)強い相手でも特徴が出せている。FWでプレーできる、サイドハーフでプレーできる、サイドバックもやっていたし、試合に出るために貪欲に戦っていこうという姿勢を見せてくれているのでそれを確認したうえで招集させてもらった。(一番評価しているのは)得点に絡めるところ」
欧州で着実に力を付けている奥川。日本代表でどのような活躍を見せるのか、注目が集まりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)