アーセナルが狙うスイス黄金世代の左利き司令塔 69億円で獲得に動くか

”リトル・アインシュタイン”の愛称を持つボルシアMGのジャカに熱視線

 アーセナルがボルシア・メンヘングラッドバッハ(ボルシアMG)でプレーするスイス代表MFグラニト・ジャカの獲得に関心を示している。今季も終盤の大失速を見せる“ガナーズ”は、移籍金4300万ポンド(約69億円)という大型移籍を実現させたい考えのようだ。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じた。

 ジャカはまだ19歳だった2012年に、スイスの名門バーゼルからボルシアMGに移籍。09年のU-17ワールドカップではスイス代表の一員として優勝を経験。グループステージで対戦した日本代表との試合(4-3)で得点を決めていた。この世代は「スイスの黄金世代」と呼ばれ、他にもビッグクラブが狙うDFリカルド・ロドリゲス(ヴォルフスブルク)など逸材が揃う。

 その中でもひと際大きな期待を集めていたのが、今や代表チームで背番号「10」を背負うこの左利きの司令塔だ。正確なパスが武器だが、守備でも高い貢献を見せる。科学が好きなことと、その知性あふれるプレースタイルが相まって「リトル・アインシュタイン」という愛称まで持っている。

 アーセナルは今季限りで主将MFミケル・アルテタ、元フランス代表MFのマテュー・フラミニ、チェコ代表MFトーマス・ロシツキーらの放出が濃厚となり、中盤が手薄となる可能性が高い。新たな中盤の柱として、23歳のMFに熱視線を送っているようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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