森保監督、“絶好調”浅野と鈴木に“ポスト大迫”の期待 海外で成長実感「幅を広げている」

鈴木も所属チームで好調を維持 直近5試合で5ゴール「個で突破」

 一方の鈴木も所属チームで好調をキープしている。8月30日の第4節スタンダール・リエージュ戦(0-3)で、後半32分から途中出場してベルギーデビューを果たした鈴木は、出場した直近5試合中4試合で計5ゴールをマーク。10月31日に行われたリーグ第11節ルーベン戦(4-2)でもゴールを挙げている。森保監督も、その活躍はチェックしているという。

「武蔵には前回の活動で『やって欲しい部分は得点に絡む』という結果を出すこと。前線でボールに向かう仕事や、時には前線でつぶれて味方につなげるプレーをしてほしいと話した。実際にベルギーでも、個々のマッチアップが非常に多く、かなり激しいマークにあいながらプレーしているなかでも局面を突破して得点も挙げているのを我々も映像で確認している。Jリーグ、札幌でやっていた時のプレーをベースにしつつ、さらに個で突破するという幅を広げていると見ている」

 先発を務めたコートジボワール戦では無得点に終わったが、チームでの好調を表現するようなプレーだった。周囲からは“ポスト大迫”と期待されるなかで、鈴木は前回の試合後に強い信念を示していた。

「今までは代表に来て下手から入っていたけど、海外で1人でやっていくなかでチームの中でもなかなか認めてもらえない時期もあったし、自分を前面に出さないと絶対消えると思っている。そこは代表でも一日一日の練習でアピールしていきたいし、試合はゴールだけを求めていきたいと思ったし、海外に来てよりハングリーになれた。今はまだ大迫選手には勝てなくても、いずれ絶対自分が一番というのを証明してやるというのはありますね」

 10月のオランダ遠征では2試合とも攻撃陣に課題が残った。それでも11月のオーストリア遠征に向けて闘志が生まれたのは収穫だった。その思いをぶつける時――。海外で揉まれ、ともに「幅を広げる」浅野と鈴木のプレーには注目が集まりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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