冨安は「ファン・ダイクの代役になり得る」 伊メディアが“穴埋め”に推薦「知られざる宝石」

ボローニャの日本代表DF冨安健洋【写真:Getty Images】
ボローニャの日本代表DF冨安健洋【写真:Getty Images】

負傷離脱したファン・ダイクの代役候補として、セリエAの4選手を海外記者が推挙

 リバプールはプレミアリーグ第6節でシェフィールド・ユナイテッドと対戦し、2-1で逆転勝利を収めた。一方、絶対的なディフェンスリーダーであるオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが長期の負傷離脱を余儀無くされる厳しい状況にあるが、イタリアメディアは「ファン・ダイクの代役になり得るセリエAの4人」と見出しを打ち、ボローニャの日本代表DF冨安健洋の名を挙げている。

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 昨季は他の追随を許さぬ強さで30年ぶりのリーグ優勝を果たしたリバプール。今季も優勝候補の筆頭に挙げられているが、第5節エバートン戦(2-2)でファン・ダイクが右膝前十字靱帯損傷の重傷を負うアクシデントに見舞われ、長期離脱が確実となった。一昨年、昨年と全試合に出場し、今季もフル稼働していた守備の要の離脱は、王者を過酷な状況下へと追い込んでいる。

 そんななか、イタリアメディア「フットボール・イタリア」では、「ファン・ダイクの代役になりえるセリエAの4人」と見出しを打ち、英公共放送「BBC」やイタリア紙「カルチョメルカート」などで執筆しており、イングランドとイタリアのサッカーに精通しているカウストゥバ・パンディ記者が冨安の名を挙げている。

「冨安は知られざる宝石であり、セリエAのトップリーグで最高の若手選手の1人だ。センターバック(CB)がクラブや代表の双方で主戦場として活躍してきたポジションだが、右サイドバック(SB)も十分なレベルにある。技術力に長けた選手で、今季は90分間あたりで24本のキーパスを出しており、これは75パーセントの成功率だ」

 リバプールは昨年からポゼッションを高めるスタイルへと移行しているが、「リバプールと比べても圧倒的にポゼッションが少ないチームでその数値を達成していることは、飛躍的なキャリアを歩んでいると言える」と称賛した一方、「タックルに突っ込むことを得意とし、腰を下ろして構えるタイプではない」とファン・ダイクとのプレースタイルの違いについても触れていた。いずれにしても、冨安の存在感が世界で高まっていることは確かだろう。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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