“無冠の帝王”ラニエリが育て代表に初招集された11人 伝説の闘将や本田同僚の名も…

昨季ミラン得点王もローマ時代に指導

 5人目は、元フランス代表DFウィリアム・ガラス。チェルシー、アーセナル、トットナムというロンドンの3クラブに所属した初めての選手という経歴を持つこの男も、ラニエリ監督率いるチェルシー時代にフランス代表に抜擢された。

 6人目は元イタリア代表GKフランチェスコ・トルド。イタリア人の知将がフィオレンティーナを率いていた時代にトルドは正GKを務め、代表まで上り詰めた。EURO2000では、準決勝のオランダ戦でPKセーブを連発し、準優勝の立役者となったことで知られている。

 7人目は、元スペイン代表MFガイスカ・メンディエタ。イタリア、イングランド、フランスなど様々な国を渡り歩いてきたラニエリ監督だが、初めて母国イタリアを離れたのは97年に就任したバレンシアでのことだった。その時に重用したのが、このメンディエタだった。天才的なテクニックでファンを魅了した男も、ラニエリ監督の下で飛躍の時を迎えた。

 8人目は、フランス代表FWジェレミー・メネズ。現在ミランで本田らとの激しいポジション争いを繰り広げているドリブラーは、フランスの黄金世代と言われ、04年のU-17欧州選手権を制した87年組の一人。カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)らとともに将来を嘱望されていたメネズだが、代表デビューは10年。この時、メネズはラニエリ監督にとって10クラブ目となるローマでプレーしていた。

 

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