レアル中井は「マドリードの3つの宝石」 “逸材60人”選出…スペイン紙「優れた展開力」称賛

レアル・マドリードのフベニールBでプレーするMF中井卓大【写真:松岡健三郎】
レアル・マドリードのフベニールBでプレーするMF中井卓大【写真:松岡健三郎】

「ガーディアン」の特集を受けて「AS」が中井らレアル勢3人に注目

 英紙「ガーディアン」が毎年実施している「世界の注目ヤングタレント60人」の2020年版が8日に公開され、レアル・マドリードの下部組織に所属する16歳のMF中井卓大が選ばれた。これを受けてスペイン紙「AS」は、「“ガーディアン”の最高の若手選手のなかにマドリードの3つの宝石」と報じている。

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 “ピピ”の愛称で知られる中井は、UEFAチャンピオンズリーグで最多13回の優勝を誇る“白い巨人”の下部組織に9歳から加入。インファンティールA(U-14相当)、カデーテB(U-15相当)、カデーテA(U-16相当)と階段を駆け上がり、昨季はフベニールC(U-17相当)に在籍していた。今季はフベニールB(U-18相当)に所属しているが、8月に開催されたフベニールA(U-19相当)の選手が出場するUEFAユースリーグに“飛び級”で登録されている。

 クラブからも大きな期待を受けるなか、「ガーディアン」の特集でもメイン画像の3人の“センター”で使用されるなど、2003年生まれの逸材60人が並ぶなかで“主役級”の扱い。そしてスペイン紙「AS」は、この特集を受けて「英紙ガーディアンが素晴らしい将来が待っている若い選手たちを選んだ。このなかにはマドリード・カンテラの3つの“宝石”がいる」と伝えている。

 記事のなかでは、中井について「ピピは優れた展開力と試合の流れを読むミッドフィールダーで、レベルの高さとドリブルの技巧があり、チームワークを厭わない」とプレースタイルを紹介。そして「去る8月のユースリーグの最終部門でラウールから招集された最年少の選手になった」と、“飛び級”について触れている。

 レアル下部組織から60人に選ばれたその他の2選手は、フベニールAに所属するMFブルーノ・イグレシアスとFWイスラエル・サラザール。世界中から逸材が集うレアル下部組織で“飛び級”を果たすほどの輝きを放つ中井は、英国メディアからも熱い視線が注がれる存在へと成長しているようだ。

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