ファン・ダイク、“55m超絶ロングフィード”披露 敵将アルテタも脱帽「真のクオリティー」

リバプールDFフィルジル・ファン・ダイク【写真:AP】
リバプールDFフィルジル・ファン・ダイク【写真:AP】

アーセナルはリバプールに1-3で敗戦 アルテタ監督はファン・ダイクに白旗

 アーセナルは現地時間28日、プレミアリーグ第3節でリバプールと対戦し、敵地で1-3と敗れた。試合後、ミケル・アルテタ監督はリバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクについて、「60ヤードのパスを通して状況を打開する。これこそが真のクオリティーだ」と脱帽のコメントを残している。

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 8月29日にコミュニティー・シールドで対戦した際は、1-1で迎えたPK戦の末、アーセナルがリバプールを撃破し、シーズン最初のタイトルを獲得していた。ちょうど1カ月後に再び顔を合わせた両者の一戦は、前半25分に相手DFのミスを拾ったアーセナルFWアレクサンドル・ラカゼットが先制点を奪取する。

 しかし、前半のうちにリバプールに逆転され、最終的には3失点で昨季王者に力負けする結果に。試合後、アルテタ監督は「ここは本当に難しい場所だ。彼らは本当に強かった」と、リバプールの本拠地アンフィールドで戦うことの難しさを語っていた。また、ファン・ダイクの存在感の大きさを痛感したと振り返っている。

「我々は彼らに少しでもプレッシャーをかけようとした。できる限り多くのプレッシャーをかけたんだ。多くの時間帯で、本当に積極的にハイプレスをかけるよう努めていた。しかし、そんななかでも、ファン・ダイクがサラーの胸元に60ヤードのパスを通して状況を打開されてしまう。それは本来15mの距離でトライするものだよ」

 アルテタ監督は後半38分にファン・ダイクが最終ラインから正確無比なロングフィードをエジプト代表FWモハメド・サラーへと通したシーンを挙げ、「これこそが真のクオリティーだ。彼らがありったけの資金を投入した理由だよ」と主張した。現在、世界最高のセンターバックと評されるファン・ダイクだが、アルテタ監督は格の違いを実感したようだ。

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