次点を大きく引き離す圧倒的な支持

　そして、10日にスタートして4日間で締め切られた回答では、現任のミハイロビッチ監督が圧倒的な支持を得た。トータルで1万3066票のうち鬼軍曹が獲得したのは9496票と、実に72.87％のサポーターが留任を望んでいることが明らかになっている。次点はドナドーニ監督の15.93％で、残りの3者はいずれも10％に届かなかった。

　開幕当初は大きく出遅れ、指導力にも疑問の声が多く挙がった。しかし、4-4-2システムが定着し始めると成績は安定している。ここ最近は、FWニアングに加えてMFリッカルド・モントリーボ、先日のキエーボ戦でMFユライ・クツカ、GKジャンルイジ・ドンナルンマといった不動のレギュラーとして活躍してきた選手たちに負傷が発生し、やや安定感を欠いている。連続スタメン出場を続ける本田やMFジャコモ・ボナベントゥーラの蓄積疲労にも懸念の声はある。

　しかし、サポーターたちは会長の現場介入に屈することなく、チームを立て直した手腕を高く評価している模様だ。こうした声は、ワンマン会長の耳に届くのだろうか。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images