「やっと点を取れた」 昨季“JリーグMVP&得点王”の安堵、FW仲川が追求する“結果”

「どんなに良いプレーをしても、結果がついてこなかったらあまり意味がない」

 開幕前、こんな言葉で意気込みを語っていた。

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「結果がほしい。自分の中では結果がすべてだと思っている。どんなに良いプレーをしても、結果がついてこなかったらあまり意味がない。数字を残さないとやっている意味がないくらいの感覚。結果につながればなんとでも言える。エゴがないと点は取れない。アシストばっかりでは楽しくないし、面白くない。点を取って結果を見せたい」

 結果を出して現在のポジションを勝ち取った男は、発言から半年以上の月日が経過して有言実行してみせた。

 ようやく仲川の2020シーズンがスタートした。頼れるエースの復活は、2連覇を目指して今季初の3連勝を飾ったトリコロールに、さらなる勢いをもたらすだろう。

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藤井雅彦

ふじい・まさひこ/1983年生まれ、神奈川県出身。日本ジャーナリスト専門学校在学中からボランティア形式でサッカー業界に携わり、卒業後にフリーランスとして活動開始。サッカー専門新聞『EL GOLAZO』創刊号から寄稿し、ドイツW杯取材を経て2006年から横浜F・マリノス担当に。12年からはウェブマガジン『ザ・ヨコハマ・エクスプレス』(https://www.targma.jp/yokohama-ex/)の責任編集として密着取材を続けている。著書に『横浜F・マリノス 変革のトリコロール秘史』、構成に『中村俊輔式 サッカー観戦術』『サッカー・J2論/松井大輔』『ゴールへの道は自分自身で切り拓くものだ/山瀬功治』(発行はすべてワニブックス)がある。

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