メッシ、クーマン新監督に退団の意思表明か バルサにとって“最悪のシナリオ”に現実味
今夏中の移籍の可能性は低いものの、新監督には意思を伝達した模様
去就問題が過熱しているアルゼンチン代表FWリオネル・メッシがロナルド・クーマン新監督とのミーティングを行い、退団の意思を指揮官に伝えたようだ。バルサの象徴メッシはクラブでの将来に疑問を抱いているとスペインラジオ局「RAC1」が報じている。
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バルセロナは今季、2連覇中だったリーガ・エスパニョーラで宿敵レアル・マドリードに王座を明け渡した。国王杯とUEFAチャンピオンズリーグも敗退し、2007-08シーズン以来12シーズンぶりの無冠に終わっている。
クラブは成績不振からキケ・セティエン前監督を解任し、スポーツディレクターのエリック・アビダル氏とも契約解除。オランダ代表を指揮していたクーマン監督を新指揮官に迎えるなど、変化を取り入れた。
そのなかでメッシはCL準々決勝でバイエルン・ミュンヘンでの2-8と惨敗したことに失望し、クラブの状況に不安を抱いているという。CL敗退後にはマンチェスター・シティなど他クラブへの移籍報道が一気に過熱していた。
渦中のメッシは現地時間20日にクーマン新監督とミーティングを行ったようだが、メッシはそこでバルサでの将来に疑問を持っており、退団の意思があることを指揮官に直接伝えたと報じられている。現時点で、メッシはクラブに残ることよりも、クラブを離れることに目を向けているというのだ。
数年前までは考えられもしなかった“メッシの退団”というバルセロナにとって最悪のシナリオが現実味を帯びているようだ。
ただしその一方で、バルセロナとの契約は2021年6月30日まで残っていることから、メッシ本人も契約期間内に移籍することは難しいことは理解しているという。今夏中の退団の可能性は低いようだが、メッシをめぐるバルセロナの動きは今後も世間の注目の的となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)