F・トーレスの背番号がミラン栄光の「9」に決定 「自分が入ることでチームが強くなれば」

 

インザーギ監督が現役時代に背負った番号を託される

 

 ACミランにチェルシーから2年間の期限付き移籍で加入したFWフェルナンド・トーレスが入団会見に臨み、「背番号9」としてミランの殿堂入りすることを目標に掲げた。

「ミランの偉大さを知るためには博物館に行く必要がない。多くのトロフィーを獲得している。ここに来れて誇らしいと感じている。このチャンスをものにしたい。ここに来れて嬉しい」

 トーレスは報道陣にこう語った。メディカルチェックを終えたトーレスは8月31日のラツィオ戦をスタンド観戦。「ラツィオ戦を見たけれど、自分が入ることでチームが強くなればいい。最初の数日はすごく早く過ぎた。ミラネッロで選手とスタッフにあいさつを終えたところ」と語っている。

 エル・ニーニョと呼ばれ、アトレチコ・マドリード、リバプールで活躍した男はフィリッポ・インザーギ新監督から「背番号9」を託された。

 現役時代に最もゴールに対する鋭敏な嗅覚を誇るストライカーとして鳴らしたインザーギ新監督、オランダ代表のマルコ・ファン・バステン、リベリアの怪人ジョージ・ウェアら偉大な選手が背負った格式高い番号だ。

「すべての選手はそれぞれ違うし、時代も違うけれど、彼らのような結果を残したい。数年後にはミランの博物館に僕の背番号9が展示されるかもしれない」

 チェルシーでの2年間でリーグ戦ゴールはわずかに7。最初にミランが獲得に乗り出したのは10年前の2004年で、当時は欧州屈指のストライカーと呼ばれたが、最近は苦しんでいる。イタリア代表FWマリオ・バロテッリを放出したミランでは1トップとして期待されるトーレス。そのパフォーマンスは開幕戦のラツィオ戦で3トップの右で先発し、先制点を決めたMF本田圭佑の出場機会にも影響する可能性もある。果たしてトーレスは復活できるのか。新シーズンのプレーに注目だ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

 

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング