J王者広島が屈辱の公式戦3連敗! ACL敵地ソウル戦で大量4失点で決勝T進出に早くも黄色信号

ソウルの中盤にはかつての背番号10、高萩が君臨

 スコアが動いたのは前半25分だった、MF清水航平が左サイドでファールを受け、直接FKのチャンスを得る。このFKを清水が自らキッカーを務めてクロスを送り込むと、千葉がヘディングで合わせてゴール左隅にねじ込んだ。しかし同31分に左CKでマークがずれたところをDFキム・ウォンシクに左足で流し込まれ、同点に追いつかれた。

 前半のポゼッションは広島52%、FCソウル48%とほぼ互角だったが、後半に入って完全に主導権を奪われる。同4分、ゴールから約30mの位置で与えたFKを、FWアドリアーノに巧みに右足で合わされて、勝ち越し点を許した。同10分にワンツーで左サイドを切り崩されると、再びアドリアーノに押し込まれて決定的な3点目を浴びてしまう。その後もFCソウルの猛攻に守勢一方となり、同24分に背番号11のブラジル人ストライカーに又してもゴールネットを揺らされて万事休した。

 14年に行なわれたACLでも対戦した両チームは、広島が1勝1分けと直接対決で優位に進めていたが、そのリベンジを果たされてしまった。ACLとリーグ戦で3連敗を喫した昨季J王者は、早くも正念場を迎えている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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