レアルOBのグティ氏が唱える“アトレチコ脅威論” 「シメオネはチームを変えた」

異彩を放ったレフティー

 レアル・マドリードに長年所属し、天才MFとも称された元スペイン代表グティ氏が、今週末に控えたマドリード・ダービーを前に、同じ街のライバルである“アトレチコ・マドリード脅威論”を唱えている。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じている。

 レアルのカンテラ育ちのグティ氏は、1995年から2010年までレアルのトップチームでプレーした。繊細なテクニックと、左足から繰り出す相手の虚を突く一撃必殺のスルーパスは天才と称された。現在トップチームの指揮を執るジネディーヌ・ジダン監督ら各国のスーパースターが集う“銀河系軍団” の中でも、その奔放なプレーと発言で異彩を放った。

 元スペイン代表FWラウール・ゴンザレス氏、スペイン代表GKイケル・カシージャス(現ポルト)らとともに生え抜きメンバーとして、マドリディスタからの人気も厚く、トルコのベシクタシュで2シーズンを過ごしてから引退し、現在は自らが育ったカンテラでコーチを担当している。

 そんなグティ氏だが、自身が出席したトークショーで24日のマドリード・ダービーについて問われると、自分たちの現役時代はアトレチコと大きな差があったと明かしつつ、2クラブの実力差が迫った理由として、ライバルを指揮する闘将ディエゴ・シメオネ監督の存在を挙げている。

「僕らが選手だったころのビセンテ・カルデロン(アトレチコのホーム)で の試合も簡単だった。でもアトレチコの指揮官がシメオネになって以降、状況は変わった。今や偉大なライバルのひとつとなったわけだけど、それでもレアルが打ち破るはずだと思ってるのは変わらないよ」

 

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