“19試合に1回”の栄光 レアル、ジダン監督の”タイトル獲得ペース”にスペイン紙が注目
中断明け以降に圧巻の10連勝に導き、2016-17シーズン以来の優勝に導く
レアル・マドリードは現地時間16日に開催されたリーガ・エスパニョーラ第37節ビジャレアル戦で2-1と勝利し、2016-17シーズン以来となる国内リーグ制覇を果たした。新型コロナウイルス禍によるリーグ中断が明けてから圧巻の10連勝で堂々の戦いぶりだったが、スペイン紙「マルカ」はジネディーヌ・ジダン監督の“優勝請負人”ぶりに注目している。
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試合は前半29分、今季盤石のエースとして君臨する元フランス代表FWカリム・ベンゼマがクロアチア代表MFルカ・モドリッチのスルーパスを受けて先制ゴールをゲット。その後は相手に決定機を防がれる場面もあったものの、後半28分にPKを獲得。キッカーをスペイン代表DFセルヒオ・ラモスと思わせておいて、トリックプレーでベンゼマが決めるシーンを作ったもののやり直し。今度はベンゼマがキッカーを務めてこの日2点目を決めると、相手の反撃を1点に抑えて逃げ切った。
セルヒオ・ラモスやベンゼマ、モドリッチらチームの重鎮に加え、負傷離脱しながらも終盤戦で戦線復帰したベルギー代表MFエデン・アザールやスペイン代表MFマルコ・アセンシオ、そしてブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールやMFロドリゴらといった有望株を使いこなし、超過密日程を“土つかず”で制覇したのは、ジダン監督のマネジメントあってこそだろう。
そのジダン監督にとって、同紙によるとレアルの監督を209試合務めて、11度目のトロフィー獲得となり、なんと19試合に1回は何かしらのタイトルを獲得している計算になる。大会の形式が大きく違う時代とは言え、レアルで最も偉大なコーチと言われるミゲル・ムニョス氏の605試合で14度のトロフィー獲得だったことを思うと、非常に素晴らしい成績と言えるだろう。
自身2度目となったリーガ制覇。ジダン監督はムニョス、そしてビセンテ・デルボスケらといったレアルでプレー経験のある名将の地位に並び、そして唯一無二の存在になろうとしている。