「ハーランドスタイルで飛躍すると確信」 レアル、久保建英の市場価値“100億円”到達に期待
ザルツブルクからドルトムントへ移籍し、市場価値97億円に上がったハーランドと比較
マジョルカの日本代表MF久保建英は、スペイン挑戦1年目にしてリーグ戦31試合3得点4アシストを記録するなど、堂々たるプレーを見せている。保有権を持つレアル・マドリードは、冬の移籍市場でザルツブルクからドルトムントへステップアップしたノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドの“成長曲線”を思い描いているという。
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久保は2019年夏にFC東京からレアルへ完全移籍。プレシーズンはトップチームに帯同したが、Bチームにあたるカスティージャではなく、マジョルカへの1年間のレンタルを決断した。
残留争いを余儀なくされる苦しいチーム状況のなか、初挑戦のスペインでレギュラーとして奮闘。特に6月のシーズン再開後は、バルセロナやレアル、アトレティコ・マドリード相手にハイパフォーマンスを見せるなど、評価は右肩上がりとなっている。
レアル・マドリード専門メディア「Defensa Central」は、「マドリードはクボの本当の価値についてどう思うか」と見出しを打ち、「日本人の(推定市場)価格が“ハーランドスタイル”で飛躍すると確信している」と伝えている。
記事では、ザルツブルクで日本代表MF南野拓実(リバプール)と同僚だったハーランドの価値が、1年半で500万ユーロ(約6億1000万円)から8000万ユーロ(約97億円)へ跳ね上がったことを引き合いに出しており、レアルは久保も同じ道を辿ると考えているようだ。
もっとも、レアルはEU外枠をFWヴィニシウス・ジュニオール、FWロドリゴ、DFエデル・ミリトンが占めており、久保の市場価値を上げるためにはマジョルカよりもレベルの高いチームへレンタルに出すのが基本線とされる。記事では、「クボがレアルに復帰する唯一の可能性は、ロドリゴかミリトンがレンタルで他クラブへ出て行くパターンだろう」としている。
試合を重ねるごとに評価を上げている久保。レアルが真剣に日本が誇る19歳のレフティーのことを考えているのは間違いない。
(FOOTBALL ZONE編集部)