久保建英、10試合連続の先発出場も… マジョルカは敵地で0-3完敗、勝ち点得られず
久保は右サイドから攻撃を牽引も、チームは無得点で敗戦を喫する
マジョルカの日本代表MF久保建英は現地時間4日、敵地でのリーガ・エスパニョーラ第34節アトレティコ・マドリード戦に10試合連続で先発出場。攻撃の中心として奮闘したものの、チームは0-3で敗れている。
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降格圏の18位に沈むマジョルカは、残留圏17位のセルタと勝ち点5差で今節を迎えた。敵地ワンダ・メトロポリターノでの強豪との一戦で、久保は10試合連続の先発出場となった。
試合序盤は一進一退の展開となり、右サイドハーフに入った久保は巧みなボールキープでマジョルカの攻撃を牽引。前半10分には左足でのミドルシュートを放ち、チームのファーストシュートを記録している。
ただ、前半29分にアトレティコに先制点を奪われる。ペナルティーエリア内に侵入したスペイン代表FWアルバロ・モラタをDFアレクサンダル・セドラルが倒してしまい、PKを献上。一度はGKマノロ・レイナがセーブしたものの、蹴り直しの判定を受ける。これをモラタに決められてビハインドを背負うこととなった。
その後はマジョルカ側が判定にナーバスになる場面も見られ、アトレティコに徐々にペースを握られる形になったなか、アディショナルタイムに追加点を奪われる。MFマルコス・ジョレンテがペナルティーエリア内で抜け出すと、最後は折り返しをモラタに詰められ、ゴールネットを揺らされた。
後半、まずは1点を返したいマジョルカはボールを握って攻めに出るが、逆にアトレティコが鋭いカウンターを繰り出すなど、なかなか決定的なシーンを作り出すことはできない。そのなかで後半14分、久保が右サイドでDFマヌ・サンチェスとの1対1を完全に制してゴールに迫ったが、シュートにまで至ることはできなかった。
その3分後の同17分には、アトレティコがマヌ・サンチェスに代えてブラジル代表DFロディを投入。それまで久保が圧倒していたマッチアップに変化が生まれ、試合の流れとしてもアトレティコがポゼッションを高めてゲームをコントロールする状況になっていった。
そしてクーリングブレイク直後の後半33分、アトレティコのスペイン代表MFコケにミドルシュートを沈められ、マジョルカは3点のビハインドを背負うことに。同33分には久保が右サイドから意表を突いて入れたクロスにFWパブロ・チャバリアが合わせてシュートを放ったが、枠を捉えることはできなかった。
試合はそのまま0-3で終了。マジョルカは結果的に完敗となり、残留に向けて勝ち点を積み重ねることはできなかった。