長谷部の“アジア人歴代最多”の偉業に韓国メディア反応 母国英雄の「記録が破られた」

フランクフルトMF長谷部誠がアジア人最多出場記録を更新【写真:Getty Images】
フランクフルトMF長谷部誠がアジア人最多出場記録を更新【写真:Getty Images】

マインツ戦でブンデスリーガ309試合出場、チャ・ボムグン氏の記録を塗り替える

 フランクフルトに所属する元日本代表MF長谷部誠が、6日のブンデスリーガ第30節のマインツ戦(0-2)に出場。同リーグ309試合目の出場となり、アジア人最多出場記録を塗り替えた。元韓国代表FWチャ・ボムグン氏の記録を更新したことで、韓国メディアも長谷部の偉業を一斉に報じている。

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 韓国のスポーツ専門サイト「SPOTVニュース」は、長谷部の経歴を「2002年にJリーグの浦和レッズでプロデビューし、07年からドイツ・ブンデスリーガのヴォルフスブルクに移籍。ニュルンベルクとフランクフルトで活躍し、309試合出場を記録した。日本代表として2006年から2018年までAマッチ114試合に出場した」と詳細に伝えている。

 韓国スポーツ紙「スポーツ朝鮮」は、「永遠不滅の記録はない。いつかは違う人によって塗り替えられるものだ。ブンデスリーガで30年以上も保たれたチャ・ボムグンの記録が破られた。日本の長谷部誠がブンデスリーガでアジア人歴代最多出場記録を更新した。長谷部誠は、チャ・ボムグン氏がレバークーゼンでプレーしていた1984年に生まれた人物だ」と報じている。

 チャ・ボムグン氏は、1978年のダルムシュタット加入から始まり、フランクフルト、レバークーゼンで活躍、89年に現役を引退するまで、308試合98ゴールを記録している。アジア人選手のブンデス歴代最多得点はチャ・ボムグン氏のままだが、今回の長谷部が出場記録を更新したことで、どのチームにおいても安定したプレーで結果を残せる質の高いフットボーラーであることを証明してみせた。

 これから長谷部が、出場記録をどれだけ伸ばしていけるのかが楽しみだ。

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(金 明昱 / Myung-wook Kim)



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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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