元スペイン代表MF、“誤審被害”のW杯韓国戦に怒気 「誰があの泥棒を忘れてるの?」

日韓W杯時代、韓国と対戦した元スペイン代表MFホアキン・サンチェス(左)【写真:Getty Images】
日韓W杯時代、韓国と対戦した元スペイン代表MFホアキン・サンチェス(左)【写真:Getty Images】

ベテランMFホアキン、2002年日韓W杯準々決勝の韓国戦を回想

 サッカー史上に残る誤審の一つとして海外でも度々取り上げられるのが、2002年日韓ワールドカップ(W杯)準々決勝のスペイン対韓国の一戦だ。その試合に出場し、直接的に誤審の被害に遭った元スペイン代表MFホアキン・サンチェス(ベティス)は、「誰があの泥棒(事件)のことを忘れてるっていうの?」とSNSにつぶやいて話題となっている。スペインのテレビ局「La Sexta」が報じた。

 記事では「韓国でのワールドカップを忘れないホアキン『誰が泥棒のことを忘れるっていうの?』」と見出しを立てて報道。「ホアキンは、2002年W杯準々決勝でフェルナンド・モリエンテスのゴールが取り消されたことを思い出す。スペイン代表のW杯史のなかで、2002年大会・韓国との準々決勝で忘れられない瞬間がある」と続けた。

 日韓W杯はブラジルの優勝で幕を閉じた一方、特大のインパクトを放ったのはアジア史上初のベスト4進出を果たした韓国だ。しかし、韓国は16強イタリア戦(2-1)で不可解な判定が物議を醸し、さらに、準々決勝のスペイン戦でも誤審騒動が持ち上がった。

 韓国戦の後半3分、MFルベン・バラハが合わせてネットを揺らすも、不可解なファウル判定で取り消し。さらに0-0で突入した延長前半2分、右サイドを突破したホアキンのクロスからモリエンテスがヘディングシュートを放ちネットを揺らしたに見えた。

 ところが、ホアキンがクロスを上げた際にゴールラインを割っていたと判定され、再びノーゴール。リプレーでは、ラインをまったく割っていなかったことが判明し、世界中で波紋を呼んだ。最終的に、スペインは0-0の末にPK戦で3-5と韓国に敗れている。

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング