アーセナルの天才司令塔が優勝を託した2人 「彼らの活躍がとても重要なんだ」

もう一人のゲーム・チェンジャー

 そして、チリ代表FWアレクシス・サンチェスだ。昨季は加入1年目ながらリーグ35試合16得点という活躍であっという間にチームの中心選手の1人となった。

 “リトル・ モーツァルト”の愛称を持つチェコ代表MFは、この2人がいかに不可欠であるかを力説している。

「メストとアレクシスは“ゲーム・チェンジャー”だ。2人とも、試合に勝利するための強さを持っている。彼らが良いパフォーマンスをすることが、チームのタイトルに向けてとても重要なんだ」

 ロシツキーは、試合を決定付けるプレーが可能な二人のアタッカーこそが、アーセナルの命運を握っていると断言した。自身は戦線離脱中だが、同僚の活躍に期待を懸けていた。

 35歳のロシツキーは、今季は公式戦出場が1試合のみ。膝の負傷から復帰し、1月30日のFAカップ・バーンリー戦で今季初出場を果たした。しかし、その試合で大腿(だいたい)部を負傷し、全治3カ月とも言われており今季中の復帰 にも黄色信号が点っている。今季限りで契約満了を迎え、アーセナルでのキャリアも幕引きが近いとも言われていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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