中村俊輔は「FKマスター」 セルティック時代のゴラッソを英厳選、1位は伝説の魔球弾

英メディア「Dugout」は08年レンジャーズ戦で決めた約30m魔球ミドル弾を1位に選出

 さらに2008年4月16日の敵地レンジャーズ戦で叩き込んだ“魔球ミドル弾”も選出された。前半20分、ピッチ中央でトラップした中村は、ゴールまで約30メートルの位置から豪快に左足を振り抜く。アウトサイドにかかった一撃は、ゴール正面へ飛んだかに思われたが、そこから左に向かって急カーブ。衝撃の軌道を描いてネットに突き刺さった。

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 スター選手たちのスーパープレーを多数目の当たりにしてきた、「Dugout」映像編集部リーダーのマーカス・チャン氏は、レンジャーズ戦の“魔球”をベストに挙げている。

「FKと言えば、通常は(デイビッド・)ベッカムやジュニーニョ(・ペルナンブカーノ)が思い浮かぶ。でも、私の中でFKマスターはシュンスケ・ナカムラだ。偉大な選手は素晴らしいゴールを決める。それに倣うなら、シュンスケ・ナカムラはセルティックでプレーした選手でベストの1人でないといけない。FKを大きく曲げたり、ボックス外から強烈な一撃を叩き込んだり、彼は本当に巧みにキックを使いこなした」

 中村が欧州で残した功績は、今なお世界の人々に高く評価されている。

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