元韓国代表MF、日本で再出発も…コロナ禍で“自宅待機” 母国注目「今は最悪の状況に…」

家族と離ればなれの状況も「焦らずに、自分がやるべきことを…」

 ちなみにオ・ジャンウン氏は、韓国に家族を置いて単身で日本に来た。離ればなれの状況では、多少なりとも不安もある。「家にいるだけなので、どうしてももどかしい部分はある。それでもストレスを受けないように努力している。幸い私も、韓国にいる妻も子どもも健康です。焦らずに、自分がやるべきことをして待つだけです」と語っているが、日本の現在の状況では簡単に韓国に戻れないのが実情のようだ。

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 指導者としての第一歩に日本を選んだオ・ジャンウン氏に、一日も早く日常が訪れるのを願うばかりだ。

(金 明昱 / Myung-wook Kim)



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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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