インザーギ監督が本田の右ウイング固定を明言 「私は彼のクオリティを疑ったことはなかった」

「重要なクオリティを持っている」

 

 ACミランMF本田圭佑が31日のセリエA開幕戦ラツィオ戦に向けてフィリッポ・インザーギ監督に絶賛されている。さらに指揮官は4-3-3システムの右ウイングに固定する方針を明言した。イタリア地元紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じている。

 インザーギ監督は24日にトスカーナ地方のルッカ市のフォルテ・デイ・マルミで、ミランのアドリアーノ・ガリアーノ社長とともに難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)の認知度を高めるチャリティー活動「アイス・バケット・チャレンジ」に参加。そこで、17日のバレンシア戦と23日のTIM杯で連続ゴールを決めた本田を改め手評価している。

「今シーズンの初め、彼が輝かしいプレーをしたのはこれが(TIM杯)初めてではない。チームとフィジカル面の準備を一緒にしたことはヘルプになったと思う。しかし、私は彼のクオリティを疑ったことはなかった。右のあのポジションは彼の自然なポジションだと僕は主張している」

 ミラン監督就任会見では、本田を右ウイングか中盤の左ボランチで起用する可能性を示していた。だが、指揮官は米国遠征で合流時から一貫して右ウイングで起用していた。昨季、クラレンス・セードルフ前監督は4-2-3-1システムの右攻撃的MFで起用し、不発に終わったが、インザーギ監督はその方針を継承。左ボランチでは今季実戦で1度もテストされていない。

「彼はよりそこで、いいプレーができる。同じことが(ガーナ代表マイケル)エッシェンにも言える。よく、ボールによく触っていた。どちらの選手にもとても期待している。昨シーズンは代償を支払った。私は彼らが重要なクオリティを持っていると思っている」と語り、信頼を改めて証明していた。

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