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激闘続きのクロップがイングランドサッカー界に不満爆発! ルール変更を提案
リバプールが直面する過密日程 「再試合はもうやめにしないか?」
リバプールのユルゲン・クロップ監督が、FA杯のルールに対して不満を爆発させている。クラブ公式サイトが伝えている。
リバプールは31日にFA杯4回戦でウェストハムと対戦し、0-0で引き分けた。その試合の前日記者会見でクロップ監督は、イングランドサッカー界の慣習に一石を投じた。
「再試合はもうやめにしないか? 本当にしたくないよ。2試合目なしで試合を決したい。現段階において、イングランドで全てのコンペティションに勝ち残っているのは2チームだけだ。我々とマンチェスター・シティだよ。この状況は、本当に忙しい。選手たちは過密日程にクレームをつける立場にない。ただ、3日置きに試合をするのは、やはり難しい。あらゆる局面で集中力を保つのが厳しくなる。
現状では、他のチームの方が全てのコンペティションに参加していないという点で時間に余裕があるが、それでも我々と大差ない環境にある。ボクシング・デー(12月26日)から1カ月が経ったが、それでも現在こういう状況で、特にここ最近の2試合はとんでもない試合を戦い抜いた。選手たちはプロフェッショナルな集団で、私はその監督だ。もちろん、試合をするのも好きさ。ただ、試合と試合の間の期間は練習に励むべきだが、我々は回復に専念することしかできない。事実として、このような状況にある」
リバプールは23日にリーグ第23節ノーウィッチ戦で5-4という壮絶な打ち合いを演じ、その3日後の26日にはキャピタル・ワン杯準決勝第2戦で、ストーク・シティを相手にPK戦にまでもつれこむ死闘を演じ、決勝進出を果たした。心身両面でとてつもない疲労を抱えながら、中3日でこのウェストハム戦を迎え、結果的に再試合となった。ドルトムントで黄金期を築いた名将だが、8日間で3試合を消化しなければならないイングランドサッカー界の日程に、少なくない不満を覗かせていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images