レスターが獲得オファーをドタキャン! ミラン本田の同僚FW狙うもラニエリ監督が電話で断り

20億円でニアング獲得と報じられたが、事態急変とガリアーニCEOが明かす

 日本代表FW岡崎慎司の所属するレスター・シティが、ACミランのU-21フランス代表FWエムベイエ・ニアングに対する獲得オファーをドタキャンしたことが明らかになった。ミラン専門情報サイト「ミランニュース」が報じている。

 プレミア首位に立つレスターは、クロアチア代表FWアンドレイ・クラマリッチをホッフェンハイムに放出し、FW陣の補強が急務となっていた。今季セリエA10試合2得点と結果を残しているニアングに移籍金1500万ユーロ(約20億円)を提示し獲得すると、地元メディアでは報じられていた。

 だが、事態は一変した。ミランの強化責任者、アドリアーノ・ガリアーニCEOは「オファーは届くはずだった。レスターから電話があった。オファーを出すという連絡だった。我々はオファーを検討すると伝えていた。だが、この問題は今朝解決した。ラニエリが私に電話をしてきて『オファーは出さない』と言ってきた」と説明した。

 イタリア人指揮官から直接電話でドタキャンを伝えられたという。ミランは1月の移籍市場でブラジル代表FWルイス・アドリアーノを、中国1部・江蘇蘇寧に移籍金1500万ユーロ(約20億円)で放出することで合意に達していたが、江蘇側が合意していた年俸の支払いを渋ったために、交渉は決裂。赤字経営の続くミランはFWの人員整理と売却益を手にするために、戦力を放出する必要があった。

 「選手が残留することでとても幸せだ」と語ったガリアーニ氏。ニアングは、インテルとのミラノダービーのメンバーに入ることが決まっている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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