バロンドール、「わずか2カ月間」のプレーで判断? 有力候補者にスペイン紙注目

昨年度バロンドール受賞者のリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
昨年度バロンドール受賞者のリオネル・メッシ【写真:Getty Images】

新型コロナの影響で、バロンドール受賞者の判断材料が少なくなる可能性を海外指摘

 新型コロナウイルスの影響は欧州最高のサッカープレーヤーを決めるバロンドールにも大きな影響を与えることになるのだろうか。スペイン紙「AS」は欧州選手権(EURO2020)の開催延期や各国リーグ戦の中断を受け、2020年度のバロンドール受賞者はわずか2カ月間のパフォーマンスだけでジャッジしなければならない可能性を指摘している。

 バロンドールはフランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」が主宰し、その年に欧州で最も活躍した選手に送られる個人賞。サッカー界でも最も権威ある賞とも言われている。

 2019年度はバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが歴代最多6度目の受賞を果たした。しかし、新型コロナウイルスの流行という前代未聞の事態により、2020年度の同賞の行方は混迷を極めるのではと心配されている。

 各国リーグ戦の大半は中断が決定し、このまま全日程を消化せずに終了となる可能性も捨てきれない状況。さらに6月に開催予定だったEURO2020も開催が1年延期となることが決定した。バロンドールの選考に関わる試合数が激減することになる。

 スペイン紙「AS」は「コロナウイルスは2020年度のバロンドール争いにどのような影響を及ぼすのか」との見出しで特集。「バロンドールはすでに完了しているわずか2カ月間だけでジャッジされる可能性があるのか?」と例年に比べて、判断材料が少なくなる可能性を危惧している。

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