宇佐美貴史が考える昌子源の“存在価値”とは? 「言わんでも分かり合えるところはある」

DF昌子源をリスペクトしていると語ったFW宇佐美貴史【写真:Getty Images】
DF昌子源をリスペクトしていると語ったFW宇佐美貴史【写真:Getty Images】

宇佐美にとっての“昌子源”とは…「マジでいいセンターバック来たな」

 当時の思い出はない――。では、宇佐美にとって昌子はどのような存在なのか。

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「鹿島の選手。俺とか(井手口)陽介とかパト(リック)が帰ってきた時に、オフィシャルが公式(リリース)で『Welcome back』って出したんやけど、源の場合は出さへんかったんよ。それぐらい源の中で、成長するきっかけはガンバやったかもしれへんけど、完全に別ルートで成長してきた選手。鹿島の守備の要というイメージ。頼りになる選手が来たなという。鹿島でもあれだけリーダーシップをとって、代表でもリーダーシップを取る長谷部(誠)さんとか(吉田)麻也くんの横でやっていたし、後ろからゲキ飛ばせるし、どっちかと言えば武闘派。バチバチ当てられる選手やから、マジでいいセンターバック来たなという感じ」

 本人たちにとって大切なのはどうやってプロになったか、ということではない。今、同じチームの一員としてタイトルを目指し、日々切磋琢磨すること。宇佐美にとって昌子は、“ジュニアユースの同期”ではなく、安心して最終ラインを任せられる男。だからこそ、思いは一つだ。

「リスペクトしている。(昌子は)這い上がってきたと思っているやろうし、やり方やスタイルを変化させながら、上り詰めてきた選手。リスペクトはすごくする」

 現在昌子は負傷もあるなかで、懸命にリハビリを続けている。予定されていた手術を回避し、経過は良好のようだ。昌子と今季鳥栖から加入した小野は、宇佐美と同じ1992年生まれの“プラチナ世代”。それぞれタイプは違っても、共通するのが物事をはっきりと発言するタイプであることや、海外挑戦を経て苦い経験を積んだこと。だからこそ宇佐美は、中堅のこの3人でチームを牽引する必要があると感じている。

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