元英代表FWルーニー、古巣マンUの守備網を破る“50mスルーパス”に脚光 「度肝抜く」

ダービーFWウェイン・ルーニー【写真:Getty Images】
ダービーFWウェイン・ルーニー【写真:Getty Images】

マンUに0-3完敗も選手兼監督のルーニーが存在感「一流は永遠なるものと証明」

 マンチェスター・ユナイテッドは現地時間5日、FAカップ5回戦で2部ダービー・カウンティと対戦し、3-0で勝利を収めた。現在ダービーで選手兼監督を務める元イングランド代表FWウェイン・ルーニーにとっては古巣対決となったが、約50メートルのロングスルーパスに英メディアが注目している。

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 ユナイテッドは前半33分、イングランド代表DFルーク・ショーが強烈なボレー弾を突き刺して先制点を奪うと、同41分に新戦力FWオディオン・イガロが相手守備陣に囲まれながらもネットを揺らして追加点。さらに後半25分、こぼれ球を再びイガロが叩き込み、3得点を奪う快勝劇となった。

 一方、2004年から13年間ユナイテッドでエースを務めたルーニーは古巣対決を迎えた。試合中には、最終ラインまで下がってボールを受けたルーニーがゆっくりボールを持ち運ぶと、力強く右足を振り抜き、ユナイテッドの守備網を打ち破る約50mのスルーパスで決定機を演出した。

 英メディア「GIVE ME SPORT」は「ルーニーが度肝を抜くパスでいまだに健在であると証明」と見出しを打ち、「はっきりしたのは、彼の最大の真骨頂であったロングレンジパスを失ってはいないことだ。一流は永遠なるものであると証明」と称賛。英紙「ザ・サン」も「衝撃的なロングボール」と表現している。

 FKでもあと一歩のところまでゴールに迫るなど、かつて世界最高級と評されたルーニーのビジョンとキック精度はいまだトップレベルにあるようだ。

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