“スペシャル・ワン”復帰2年目のチェルシー 補強成功で問答無用の今季プレミア王者の最有力候補に

補強成功で優勝候補大本命に

 今季で2年目を迎える第2期モウリーニョ政権は、危なげなく白星スタートを切った。開幕戦では、早くも新戦力のセスクが2アシスト、コスタは1得点をマーク。この2人が活躍したことは非常に大きい。合流したばかりで多くを求められない中でも、いかにブルーズにとって有益な補強だったかを自らのプレーで示したのだ。モウリーニョも賛辞を惜しまない。

「ファブレガスは、マエストロ。我々のエンジンで、足りなかったピースだ」

 リーグで覇権を争うトップ5は、マンチェスター・U以外開幕戦で白星発進を切った。それを踏まえた上でも、今シーズンの大本命はチェルシーだ。対抗としてマンチェスター・C、アーセナル、リバプールが続く勢力図になるのではないだろうか。マンチェスター・Uでさえも欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得の可能性は大いにあるが、優勝となると、さすがに非現実的な目標となってしまう。それほどのレベルの高いチーム同士がたった1つの覇権を争うリーグなど他にない。だからこそプレミアリーグは面白く、そして、人々に夢を与える。

 ここ数年、欧州CLの舞台で結果を残せていないプレミア勢だが、チームのタレントと完成度を見る限り、再び世界に“プレミア旋風”を巻き起こす日も、そう遠くない未来の話となるだろう。なぜならその先頭には、あのスペシャル・ワン率いるブルーズが立っているはずだからだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド