好守連発のレアル守護神クルトワ、左手一本の1対1阻止に海外称賛 「クラシコの壁」

好セーブを連発したレアルGKティボー・クルトワ【写真:Getty Images】
好セーブを連発したレアルGKティボー・クルトワ【写真:Getty Images】

45年ぶりに同一シーズンのクラシコ2試合でクリーンシートを達成

 レアル・マドリードのベルギー代表GKティボー・クルトワは、現地時間1日に行われたリーガ・エスパニョーラ第26節バルセロナ戦(2-0)で好守を披露。1974-75シーズン以来となる、バルセロナ相手にホーム&アウェーでクリーンシートを達成する快挙を達成した。海外メディアも“エル・クラシコ”における「英雄」「壁」と、守護神の活躍を称えている。

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 レアルは後半26分にブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが先制点を決めると、後半アディショナルタイムにはドミニカ共和国代表FWマリアーノ・ディアスがダメ押し点を挙げ、2-0で快勝を飾った。

 守っては、ブラジル代表DFマルセロが相手のエースFWリオネル・メッシのドリブルを鋭いスライディングタックルで止めて気合いの咆哮を見せるなど、チームとしてバルセロナの前に立ちはだかったが、殊勲の1人がクルトワだ。

 スコアが動く前の前半34分には、スペースに抜け出したバルセロナのブラジル代表MFアルトゥールとペナルティーエリア内で1対1となるも、ゴール右隅を狙ったシュートに反応し左手を出してボールを弾き、先制点を与えなかった。最終的に、昨年12月に続いてバルセロナ相手に2試合連続のクリーンシートを達成し、45年ぶりとなる同一シーズンにホーム&アウェーで無失点の快挙を成し遂げた。

 スペイン紙「AS」英語版は、選手採点(10点満点)でクルトワにチームトップタイの「9点」を付け、「前半だけで3本のスーパーセーブ、特にアルトゥールとの1対1は素晴らしかった。後半も上手くプレーした」と評価。ベルギーメディア「7sur7」は「クラシコの英雄」と称え、スペイン放送協会「RTVE」も「クラシコの壁」と報じている。

 レアルが2016-17シーズン以来のリーグ優勝をつかみ取るうえで、守護神クルトワの活躍は不可欠になりそうだ。

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