「イニエスタが日本を離れた場合…」 新型コロナ拡大で韓国警鐘「東京五輪へ悪影響」
韓国ではアメリカ人プロバスケ選手が帰国 「外国人選手の恐怖感を端的に示す」
新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るうなか、今夏に東京五輪を控える日本の状況に各国が注目を寄せている。韓国紙「中央日報」は、J1ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタを引き合いに出しつつ、「日本を離れた場合、東京五輪への悪影響は想像できないほどだ」と警鐘を鳴らしている。
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「イニエスタ、日本脱出? 東京五輪組織委員、戦々恐々」と報じたのは韓国紙「中央日報」だ。「新型コロナウイルス感染の恐れがスポーツ界に広がっている。特に北東アジア3カ国(韓国、中国、日本)のプロスポーツで活躍する外国人選手の間で不安が広がっている」と指摘。さらに感染者が増加する韓国ではスポーツ界に余波が生じており、すでに“実害”が出たという。
「韓国のプロバスケットボールの外国人選手で初めての離脱事例が出た。釜山KTのアメリカ人選手アレン・ダーラムが、新型コロナウイルスに対する不安を訴えてチームを退団し、27日にアメリカへ戻った。ダーラムのように韓国を離れたのは、外国人選手の恐怖感を端的に示すものだ」
記事では「プロサッカーの雰囲気も似ている」と言及。韓国のサッカーチーム関係者は「最近、チーム内のブラジル人選手たちが『家族が心配だ』と言っている」と明かしている。一方、「日程を延期した日本のJリーグも“外国人選手離脱”を懸念している」と触れた。
日本では2月28日から3月15日に開催予定だったJ1・J2リーグ(第2~4節)、ルヴァンカップ(グループステージ第2~3節)の計94試合の開催延期が決まった。そんななか、「日本国内の外国人選手の恐怖感も大きくなる雰囲気だ」と伝え、とりわけ世界的な知名度を誇るイニエスタの影響度は計り知れないと続ける。
「スターのイニエスタが新型コロナウイルスを理由に日本を離れた場合、東京五輪への悪影響は想像できないほどだ。そのため、日本政府と東京オリンピック組織委員会は戦々恐々している」
現時点で収束の目途は立っておらず、世界中で新型コロナウイルス拡大の不安が広がっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)