レスターを大躍進させる”修理屋”ラニエリ 古巣チェルシーが来季復帰を画策か

2000年から4シーズン指揮 来季の新監督候補に浮上

 今季不振にあえぐチェルシーのロマン・アブラモビッチ監督が、来季の新指揮官候補として2000年から04年にかけてチームを率いた現レスターのクラウディオ・ラニエリ監督の復帰を考えているという。伊地元紙「トゥット・スポルト」が報じている。

 チェルシーは成績不振から昨年12月にジョゼ・モウリーニョ前監督を解任。後任にはフース・ヒディンク監督が就任したが、シーズン後には新たな指揮官を探すと見られている。

 そこでアブラモビッチ会長が目をつけたのは、今季レスターでプレミアリーグ2位につけるなど名采配を振るうラニエリ監督だった。同会長がチェルシーを買収し、金満クラブの道を歩み出した当時のチームを率いていたのが、このイタリア人指揮官。04年に解任されたとはいえ現在でも関係は良好で、復帰の可能性はあるとレポートされた。

 また、アブラモビッチ会長は成績不振などで不穏な空気が漂うロッカールームに、平静さを取り戻せる監督の招聘を望んでいるという。「修理屋」の異名を持ち、これまで数々のクラブを率いた経験豊富なラニエリ監督は、まさにうってつけの存在と言えるかもしれない。

 解任から12年。レスターで結果を残す男に、古巣への復帰という衝撃プランが浮上した。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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