本田からミランの10番を剥奪せよ! 伊メディアが在籍2年間を検証し提言

2014年1月の加入から2年 選手としての能力は名門でのプレーに値すると評価

 日本人で初めて名門ACミランでプレーしている日本代表FW本田圭佑。その背中には「10」の数字が刻まれ、2014年1月の加入時には大きな話題を呼んだ。そして、あれから2年が経とうとする今、果たして本田は名門のエースナンバーにふさわしい選手なのかが議論の的になっている。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」では、本田から10番を剥奪すべきだと特集している。

 記事では、基本的に「本田の能力はミランでプレーするのに十分なもの」だと論じている。2016年に入ってから公式戦3試合連続でスタメン出場し、9日のローマ戦と13日のイタリア杯カルピ戦ではチームの勝ち点につながる貴重なアシストをマークした。一方で、6日のボローニャ戦では交代時に激しいブーイングを浴びせられた。これを記事では「10番」という数字がさせているものだとして、過度な期待を懸けられているのではないかとしている。

 過去のミランの10番と言えば、伝説的な名手であるジャンニ・リベラからルート・フリット、ズボニミール・ボバン、マヌエル・ルイ・コスタといった、トップ下で長短のパスを操る“ファンタジスタ”の印象が強い。背番号は、数字以上のものでも以下でもないという意見もあるが、それが「10」であった時には嫌でも特別性が上がる。

 実際のところ、日本代表における本田は「4番」が自分の番号になっている。オランダのVVVフェンロ時代には10番をつけていたが、前所属のCSKAモスクワに加え、若手だったJリーグ名古屋グランパス時代も他の番号をつけていたと、記事では指摘されている。

 

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