「世代を超えた対戦」 サラゴサ香川vsマジョルカ久保の“同胞対決”にスペイン紙注目
スペイン国王杯3回戦で対戦が実現 日本を代表する2選手が初対戦へ
MF香川真司の所属するスペイン2部サラゴサと、日本代表MF久保建英の所属する同1部マジョルカは現地時間21日、スペイン国王杯3回戦で対戦する。スペイン紙「マルカ」はカップ戦での実現が期待される“日本人対決”に注目。「世代を超えた対戦」として、両者の現在地を伝えている。
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2回戦でサラゴサはヒムナスティック・タラゴナ、マジョルカはサモラCFをそれぞれ破り、3回戦に進出。今季は異なるカテゴリーでプレーする香川と久保の直接対決が実現することになった。香川にとっては、昨年末のリーグ第21節ウエスカ戦(1-2)でFW岡崎慎司と対峙して以来の“日本人対決”。「マルカ」は「香川と久保」と見出しを打ち、次のように報じている。
「デポルティボのガク・シバサキとはピッチ上で対戦できず、ウエスカのシンジ・オカザキとはアラゴン・ダービーで対戦した。そして、シンジ・カガワは次なる同胞対決を迎える。次は世代を超えた対戦だ。タケフサ・クボがラ・ロマレダを訪れる」
久保については「18歳にして技術的に優れたサイドハーフは、レアル・マドリードと契約して将来を約束されている」と紹介し、サラゴサ戦で先発する可能性があることに言及。さらに「香川にも先発の可能性はある」としたうえで、「久保との同胞対決を制することは、感覚を取り戻すための良い機会となる」と、今回の対戦が持つ意味に触れている。
過去の「マルカ」によるインタビューでは「左利きで、インテリジェンスのあるプレーをする。ピッチ上で常に正しい判断をしている」と久保を評していた香川。ともにスペイン1年目ながら欧州のキャリアでは大先輩となる香川が、今回はホームで久保を迎え撃つ格好だ。「マルカ」は次のように試合を展望する。
「日本はこの試合を注視するだろう。香川は日本のアイドルであり、久保は日本の未来だからだ。2人の初顔合わせとなるだけでなく、香川にとってはサラゴサ加入後、1部チームとの初対戦でもある。(香川は)ここまで望むようなシーズンを過ごせてはいないが、まだ巻き返す時間はある」
香川と久保の対戦は、同紙が指摘するように2人にとって初対戦。両者の邂逅がどのような展開を生むのか、注目の一戦となる。
(FOOTBALL ZONE編集部)