タイ代表西野監督、日本は「当然1位だと…」 史上初の決勝Tで対戦ならず

西野朗監督率いるタイ代表は史上初のベスト8入りが決定【写真:Getty Images】
西野朗監督率いるタイ代表は史上初のベスト8入りが決定【写真:Getty Images】

A組2位通過で決勝トーナメント進出決定

 西野朗監督率いるU-23タイ代表は14日、地元で開催されているU-23アジア選手権でイラクと1-1で引き分け、史上初のグループリーグ2位通過を決めた。第1戦、第2戦からメンバーを大幅に入れ替えて臨み、グループリーグ突破が懸かる第3戦は大胆なターンオーバー。総力戦でベスト8を掴み取り、東京五輪切符まであと2勝と迫った。

 地鳴りするような大歓声がバンコクの夜空に響き渡った。スタンドには涙を流して喜ぶ人の姿も。歴史的なグループリーグ突破に西野監督は会見場へ自ら拍手して入ってきた。「コップンカー」。タイ語の「ありがとうございます」を披露し、まずは大きな一歩を喜んだ。

 引き分け以上で突破できた一戦は、先発を7人入れ替えて臨んだ。本職はボランチの選手をFW起用するなど大胆な采配。さらに、先発起用予定だった選手が「今朝のどが痛いとか午前中の練習出てきませんでした。それぐらいの状態ではあったんですけど、昨日のトレーニング等でも体のキレとか、躍動感あるプレーがあった」と“トラブル”を乗り越えて出場したという。

 そんななか、前半6分にVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の判定によりPKを獲得。先制に成功したが、後半4分には同点に追いつかれてしまった。それでも、引き分けで突破は確定。総力戦で守備に奮闘するが、試合終盤間際の後半44分だった。カウンターから左サイドを突破され、クロスを上げられると中央の選手がヘディングシュート。ドンピシャで枠内に飛んだが、GKに当たりピンチをしのいだ。

 試合後、取材に応じた西野監督は、2連敗で決勝トーナメント進出が叶わなかった日本に対して「当然1位(通過)だと思っていた。なんとか2位でいけば対戦できると思っていたんですけど」と対戦が夢に終わった日本に対してコメント。だが、日本は何が足らなかったかというと「軽々しくコメントできない」と口数は少なかった。

 西野監督にとってはこれから勝負の準々決勝。東京五輪“凱旋”を勝ち取るためにも、アジアの強豪に対して積極的に力をつけていくはずだ。

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