選手権決勝後のお立ち台で東福岡のヒーローが異例の一言 「質問を変えてもらっていいですか」

先制弾のMF三宅 回答に窮し8秒間沈黙後、インタビュアーに小声で要請

 東福岡高校(福岡)のMF三宅海斗が、國學院久我山高校(東京A)との第94回全国高校サッカー選手権決勝戦で先制点を決める活躍を見せたが、試合後のヒーローインタビューで異例の対応を見せた。

 前半36分、三宅が試合を動かした。東福岡は左サイドからリズム良くパスをつないで攻撃を展開すると、中央でボールを受けたMF藤川虎太朗が右サイドに展開。フリーになっていた三宅が左足のシュートを突き刺し、貴重な先制ゴールをマークした。この一撃を皮切りに、東福岡は大量5得点をマーク。第82回大会の決勝で国見高校(長崎)が筑陽学園高校(福岡)を6-0で撃破し、優勝して以来の大量得点差での勝利となった。

 試合後のヒーローインタビューで、主将の中村の次にお立ち台に上がった三宅は、「今日は11日なんで自分の日と思って、絶対に決めたいと思ってました」と、自分の背番号にちなんだ発言をした、その後だった。

 インタビュアーに「夏冬二冠を、どんな未来につなげていきたいですか?」と質問されると、複雑そうな表情で8秒間、沈思黙考。そして、インタビュアーに「質問を変えてもらっていいですか」と小声でささやく異例の一幕があった。

 最後はスタンドの応援団に感謝の気持ちを表した三宅だが、高校選手権では異例とも言える質問変更要請となった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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