韓国誌記者が見た日韓戦、日本“劣勢”の要因とは? 「監督から言われたのではなく…」

日韓戦について語ったアン・ヨンジュン記者【写真:Football ZONE web】
日韓戦について語ったアン・ヨンジュン記者【写真:Football ZONE web】

日本からリズムを奪った韓国のプレッシャー その“裏側”にあった選手たちの準備

 まさに韓国の“欧州組以外”にとっては飛躍の大会となったが、試合の中ではハイプレッシャーによって日本のリズムを奪った印象が強い。特に前半は、日本にとって全く手も足も出ない45分間だった。その“裏側”について、アン・ヨンジュン記者は次のように明かしている。

「そこはチュ・セジュンに聞きました。日本戦では前半からプレッシャーを掛けてミスを誘わなければならないと、監督から言われたのではなく、選手たちが意識を合わせていったようです。試合前から準備して、実行したということですね」

 欧州組に比べて、現時点では立場が劣ることを自覚する選手たちが、日本に勝つために必要なものを考え抜き、指揮官の指示以上のことを実行する――。韓国の勝利への執念が結実した形だ。「韓国と日本のライバル関係があるからこそ、できたことだとも思います」と、アン・ヨンジュン記者は“執念”の理由を考察した。

 結果は1点差ながら、内容的には完敗となった今回の“日韓戦”。森保監督は「韓国の圧力のある激しさや厳しさは予想できたし、それを上回っていけなかったことは、準備してもらう段階で至らなかった」と総括した。準備段階での差が如実に出たという意味では、必然の敗戦と言うべきかもしれない。

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(片村光博 / Mitsuhiro Katamura)



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