森保J、韓国戦「選手パフォーマンス査定」 JリーグMVPの起用法に問題あり、最低点は?

厳しい評価となった日本代表MF遠藤渓太【写真:Yukihito Taguchi】
厳しい評価となった日本代表MF遠藤渓太【写真:Yukihito Taguchi】

途中出場の相馬&大島が奮闘も、中盤は全体的に厳しい出来

<MF>
■遠藤渓太(横浜F・マリノス)=★☆☆☆☆(→ハーフタイムOUT)
 中国戦では森島との連係で躍動したが、今回はチームが劣勢に立たされたことでほぼ何もできなかった。元来は攻撃的なポジションの選手であり、致し方ない部分もあるにせよ、キム・インソンの飛び出しと突破によってサイドを制圧されてしまった。肝心の攻撃でも高い位置でのプレーが出せておらず、ハーフタイムでの交代は妥当と言える。

■井手口陽介(ガンバ大阪)=★★☆☆☆(→後半17分OUT)
 ボールの受け方を工夫して韓国のプレッシャーを軽減していたが、前後が遠い状況だったこともあり、効果的に展開することはできず。田中碧との急増コンビには、やはりぎこちなさもあった。2年前の日韓戦にも出場した1人として、リベンジを果たすことはできなかった。韓国がラインを下げ始めた時間帯に交代となっている。

■森島 司(サンフレッチェ広島)=★★☆☆☆
 シャドーの1枚として適切なポジションは取っていたものの、韓国のプレッシャーが激しかったこともあり、理想的なボールはなかなか入ってこなかった。自身のところで一度落ち着かせる意図は見えたが、ミスや韓国の帰陣の速さによって奏功した場面は少ない。スペースが生まれた終盤でのプレーを、厳しいプレッシャー下でも追求したい。

■田中 碧(川崎フロンターレ)=★☆☆☆☆
 橋本拳人(FC東京)の離脱によってボランチに抜擢されたが、序盤から韓国の勢いに押されてなかなか前向きのプレーを増やせず。特に守備時には相手のインサイドハーフに先手を取られることが多く、ファウル気味にプレーせざるを得ないシーンも多々見受けられた。大島が入ってからは役割が明確になり、効果的なプレーも増やしている。

■相馬勇紀(鹿島アントラーズ)=★★★★☆(←ハーフタイムIN)
 前半に完全な劣勢となっていた左サイドに入り、縦への突破を繰り返してリズムを少しずつ握り返した。チームとしては最後までペースをつかみ切れなかったが、左では突破の形が作れていたこともあり、相手の脅威にもなっていた。クロスが良いポイントに入るシーンもあっただけに、今回の日韓戦での数少ないプラス要素だったと言っていい。

■大島僚太(川崎フロンターレ)=★★★☆☆(←後半17分IN)
 相手が自陣を固め始める時間帯での投入となり、川崎でも組む田中碧との息の合ったプレーでボールを動かした。ただ、それでも出しどころを探して後ろに戻すシーンは少なくなく、チームとしての連動不足は否めなかった。間延びが大きくなった終盤には自陣でボールを奪われてしまったが、個人というよりもチームの問題と捉えるべきだ。

■仲川輝人(横浜F・マリノス)=★☆☆☆☆(←後半33分IN)
 サイドを突破してクロスを上げるシーンが多くなった段階でシャドーに投入され、持ち味を出せる状況ではなかった。そのため低評価とはなってしまうものの、今季のJリーグMVP(最優秀選手賞)を受賞したアタッカーの起用法に問題があったと言わざるを得ない。

(出場なし)
田中駿汰(大阪体育大)

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