欧州5大リーグ“歴代最年長ハットトリック”の偉業達成 Jリーグ記録は驚異の40歳超、得点者は…

ベティスMFホアキン・サンチェスが欧州5大リーグの最年長ハットトリック記録を更新【写真:Getty Images】
ベティスMFホアキン・サンチェスが欧州5大リーグの最年長ハットトリック記録を更新【写真:Getty Images】

元スペイン代表MFホアキン、わずか20分間で3ゴール 38歳140日で最年長記録を樹立

 ベティスの元スペイン代表MFホアキン・サンチェスは、現地時間8日に行われたリーガ・エスパニョーラ第16節のアスレティック・ビルバオ戦でハットトリックを達成し、3-2での勝利に貢献した。ホアキンのハットトリックはリーグ最年長記録を塗り替えるもので、英公共放送「BBC」はヨーロッパ5大リーグの最年長ハットトリック記録を紹介しながら、ホアキンの偉業を称えている。

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 1981年7月21日生まれで38歳のホアキンは、8日のビルバオ戦で開始早々の前半2分に先制点を挙げた。すると、同11分と同20分にも得点。試合開始からわずか20分間で、ハットトリックを成し遂げた。その後、ビルバオに2点を返されたが、ベティスはホアキンの3ゴールを守りきり3-2で上位のビルバオに競り勝った。

 ホアキンは38歳140日でのハットトリック達成となり、レアル・マドリードの伝説的英雄であるアルフレッド・ディ・ステファノ氏の記録を55年ぶりに塗り替え、リーガの最年長ハットトリック達成者として歴史に名を刻むことになった。

「BBC」もホアキンの記録達成を報じ、欧州5大リーグの最年長ハットトリック達成者を以下のように紹介している。

■スペイン
ホアキン・サンチェス(ベティス/元スペイン代表) 38歳140日
■ドイツ
クラウディオ・ピサーロ(ブレーメン/元ペルー代表) 37歳151日
■イングランド
テディ・シェリンガム(ポーツマス[当時]/元イングランド代表) 37歳146日
■イタリア
シルビオ・ピオラ(ノヴァーラ[当時]/元イタリア代表) 37歳51日
■フランス
トニー・カスカリーノ(ナンシー[当時]/元アイルランド代表) 37歳31日

 欧州5大リーグでは上記のようになっており、今でも現役を続けているのはホアキンとブレーメンの元ペルー代表FWクラウディオ・ピサーロのみとなっている。なお、プレミアリーグではシェリンガムが最年長ハットトリックの記録を保持しているが、40歳268日という歴代最年長ゴール記録も達成している。

 ちなみにJリーグの最年長ハットトリックは、J1が1993年5月16日の鹿島アントラーズ対名古屋グランパスエイトで、元ブラジル代表MFジーコが達成した40歳74日となっていて、J2では2017年4月15日の京都サンガF.C.対愛媛FCで元日本代表DF田中マルクス闘莉王が達成した35歳357日となっている。

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