マンU伝説のウインガーが一刀両断 「ファン・ハールはプレミアの流儀を理解していない」

90年代前半の黄金期を支えたカンチェルスキス氏が古巣の不振を憂う

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督が、解任騒動を書きたてる英国メディアに異例の謝罪要求に出たが、ユナイテッド伝説のOBは崖っぷちのオランダ人指揮官に「プレミアを理解すべし」と苦言を呈している。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。

 1991年から1995年までユナイテッドで活躍した元ロシア代表MFアンドレイ・カンチェルスキス氏は、不振に苦しむ古巣に苦言を呈している。

「私はユナイテッドのプレーに落胆している。アレックス・ファーガソン時代は4-4-2システムで、もっと攻撃的なフットボールをプレーしていた。ファン・ハールの見方は違うようだ。彼はマンチェスター・ユナイテッドに向いたヘッドコーチではない」

 1992-93と93-94シーズンに偉大なる”サー”こと、ファーガソン元監督の下でリーグ連覇に貢献したウインガーは、オランダ人指揮官に強烈なダメ出しをしている。

「ファン・ハールが、イングランドのフットボールを理解しているとは思えない。そしてチームにはリーダーが必要だ。ブライアン・ロブソン、ロイ・キーン、ピーター・シュマイケルのような必要な時に正しい行動を取れて、リーダーシップの資質を兼ね備えた人間だ。あの監督はこのような存在を求めていない。それが大惨事のような結果の原因となっている」

 

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