“世界3位”の中盤を支えた情熱の仕事人 20代最後の年に青山が手にしたJリーグMVPの栄誉

謙虚な言葉の裏にあるサッカーへの熱い思い

 広島を支えた中盤の仕事人が最高の栄誉に輝いた。21日に東京都内で2015Jリーグアウォーズが開催され、広島のMF青山敏弘が自身初の最優秀選手賞(MVP)を受賞した。

「MVPという賞をいただき、ありがとうございます」と、緊張した面持ちでスピーチを始めた青山からは、謙虚な言葉とサッカーへの熱い思いが語られた。

「僕は決してうまいプレーヤーではありません。下手だと思っています。ですが、サッカーに対する情熱、試合に対する思い、気持ち、そういうところでは絶対に誰にも負けないという気持ちで、いつもサッカーをさせていただいています。その気持ちが皆さんの心に少しでも響いてくれたから、この賞をいただけたと思っています」

 岡山県の作陽高校から2004年に広島入りしてから、広島一筋12年間のシーズンが過ぎた。J2降格、膝の手術、北京五輪代表メンバーへの落選も味わった。その時の「母が自分がオリンピックに落ちた時に、あなたなら大丈夫、あなたなら頑張れると言ってくれたのが自分の心の支えになっている」のだという。「両親、妻と3人の子どもたちに感謝を述べたいと思います」と、家族への感謝を語った。

 

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