代表復帰の井手口、森保監督が認める“実力” 「ロシアの最終メンバーに入っていても…」
今夏G大阪に復帰した井手口を現体制で初招集「本来のパフォーマンスに近づいていると確認」
日本サッカー協会は6日、日本代表メンバー発表の記者会見を行い、14日のカター」ル・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のキルギス戦(ビシュケク)、19日の国際親善試合ベネズエラ戦(パナソニックスタジアム吹田)に向け、異例の“分割発表”となった。そのなかでMF井手口陽介(ガンバ大阪)は2018年5月30日に行われた国際親善試合ガーナ戦以来の招集となったが、森保一監督は「ロシア(W杯)の最終メンバーに入ってもおかしくない実力がある選手だった」と、そのポテンシャルに期待を寄せている。
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キルギス戦には現状の主力メンバーを選出した一方、ベネズエラ戦では国内組を中心に構成。井手口は森保体制で初招集を受けることになった。2017年8月のW杯アジア最終予選オーストラリア戦(2-0)では圧巻のミドル弾を決め、ロシアW杯出場権の獲得に大きく貢献したが、昨夏に開催された肝心の本大会では、当時所属していたスペイン2部クルトゥラル・レオネサで出場機会を失っていたこともあり、メンバーから落選することになった。
その後、代表から声がかかることはなく、欧州でも結果を残すことができない日々が続いていたことから、今夏にG大阪復帰を決断。移籍後は即戦力として主力に定着している。森保監督は井手口の招集について「今年の夏のウインドー(移籍市場)で日本に戻ってきて、私だけでなく代表スタッフも視察を重ねてきたなかで、コンディションが上がり本来のパフォーマンスに近づいていると確認して招集させてもらった」と説明している。
また、「もともと代表で活動し、ロシア(W杯)でも最終メンバーには入らなかったが、そこに入っていてもおかしくないところまでいく実力がある選手だというのを見ながら、現在のコンディションで判断した」と、惜しくもロシアW杯のメンバー入りを逃すも、あと一歩まで迫る実力を備えていたことを指揮官は強調し、そのポテンシャルに期待を寄せていた。紆余曲折のキャリアを歩んでいる井手口だが、まだ23歳。W杯メンバー落選の悔しさを晴らすべく、2022年カタールW杯へと続くレールに乗るためにも、ベネズエラ戦は重要な舞台となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)