レアルに大敗を喫したラージョ指揮官は判定に激怒 「ハッピークリスマス、審判もね」

試合を決定付けた2人の退場者

 ラージョ・バジェカーノのパコ・ヘメス監督は20日、敵地でレアル・マドリードに2-10という大敗を喫し、2人が退場となった審判の判定に激怒した。歴史的な敗北となった試合後、「我々は屈辱を覚えた。スペインサッカーは信用を失った」と怒りをぶちまけた。スペイン地元紙「アス」が報じている。

 ラージョは開始3分にレアルDFダニーロにゴールを決められ、早々に先制を許した。だが、同12分までに2点を奪ってあっさりと逆転に成功した。

 しかし、同14分にティトが一発レッドで退場。2-2の同点に追いつかれた同28分にバエナも退場となり、ここから8失点を喫した。ヘメス監督は、大量10失点を喫した試合を「恥ずべきこと、不名誉なことだ」と語った。だが、一方で審判の判定で試合の流れが決まったことに怒りをぶちまけ、スペインサッカー全体の信用に関わる大事件だと主張した。

「私もこれまでいろいろな奇妙はことや恥ずべきことを目にしてきた。これはレアル・マドリードの利益にならない。もちろん、我々やスペインのフットーボールにとってもだ。我々は信用を失った。きょうの勝者は誰もいない。我々全てが敗者だ。我々は屈辱を覚え、虐げられた。今日起きたことはもう二度と見たくない」

 それでも怒りの収まらない指揮官は、「ハッピークリスマス、審判も含めて」と、吐き捨てた。ラージョは16試合を終えて勝ち点14。最下位レバンテとの勝ち点差もわずか3の降格圏の18位に沈むだけに、指揮官のフラストレーションは最高潮に達しているようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング