アーセナル主将ジャカ、不満爆発の“問題行動”を自ら釈明 「我慢は限界に達した」

アーセナル主将ジャカが問題行動を謝罪【写真:Getty Images】
アーセナル主将ジャカが問題行動を謝罪【写真:Getty Images】

ジャカが“問題行動”をインスタグラムで説明 「理解されていないという気持ちと…」

 アーセナルのスイス代表MFグラニト・ジャカはプレミアリーグ第10節のクリスタル・パレス戦(2-2)で途中交代する際に不満を露わにし、ファンへの暴言を吐いたとされる振る舞いが物議を醸していた。ジャカはSNSで騒動について声明を出し、「我慢の限界に達した」と説明した。

 この試合はアーセナルが前半9分までに2点を奪う展開だったが、その後に追いつかれて2-2のドローに終わった。問題となっているのは、アーセナルのキャプテンを務めるジャカの行動だ。後半16分、勝利のために得点の欲しいアーセナルのウナイ・エメリ監督は、ジャカに代えてFWブカヨ・サカを投入。この際、アームバンドを外してゆっくりと交代しようとするジャカに対して、ホームのファンからブーイングが飛んでしまう。反応したジャカはファンを煽るような仕草を見せると、ユニフォームを脱いでベンチではなくロッカールームへと下がっていった。

 英紙「ガーディアン」などが報じるところでは、ファンを煽る際のジャカの口は「失せろ」と発するように動いていたという。試合後、エメリ監督は「ジャカは間違いを犯した」と認め、「彼と話さなければならない。あの対応は間違っている。ファンがいるから我々はここにいる。称賛される時も批判される時も、常にリスペクトを持たなければならない」とジャカの行動に厳しい見方を示した。

 ジャカに対する風当たりは日増しに強くなっていたが、ついに本人がこの騒動に対し、自身の公式インスタグラムを通じて声明を発表した。スイス代表MFは胸の内を明かしている。

「ファンから理解されていないという気持ちと、過去数週間及び数カ月の間に試合中やソーシャルメディア上で繰り返されていた罵倒のコメントによって、私は深く傷ついていました。中には『お前の足を折る』、『お前の妻を殺す』、『お前の娘が癌になればいい』と言う人がいました。それらは私を動揺させました。そして日曜日(クリスタル・パレス戦)にスタジアムで拒絶されていると感じた時、私の我慢は限界に達しました」

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