今季26得点の”プレミア最強2トップ”は売らない! レスターが1月の移籍封印へ方針転換

躍進するヴァーディ&マフレズに他クラブから熱視線

 プレミアリーグ首位レスターのクラウディオ・ラニエリ監督が、来年1月の移籍市場でリーグ得点ランキング首位のイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディとアルジェリア代表MFリヤド・マフレズの放出を封印する方針を明らかにした。英国営放送「BBC」が報じている。

 ラニエリ監督はこれまで、オファー次第でヴァーディらを放出する方針を明らかにしていた。今季の目標勝ち点を「40」に設定し、プレミア残留をターゲットにしていたレスターだが、今季16試合を終えた時点で勝ち点35を積み上げ、2位アーセナルと勝ち点差2でリーグトップに君臨している。

 レスター旋風がリーグを席巻するなか、クラブには明確な方針転換があったようだ。「1月にヴァーディかマフレズを獲得できるクラブはどこにもない。そんな移籍金を持っているクラブもなければ、彼らには値段がないんだ」とイタリア人指揮官は語った。

 この2人は、プレミアにおける今季最大の発見と言える。2011-12シーズンまでアマチュアの5部でプレーしていたヴァーディは、レスターに100万ポンドの移籍金(1億9000万円)で加入し、今季はすでに15ゴールを叩き出し、リーグ得点ランキングでトップを快走する。またマフレズも、2014年1月にフランス2部ル・アーブルからレスターにわずか40万ポンド(7200万円)の移籍金で加入。そして今季、11ゴールを記録している。

 マンチェスター・ユナイテッドがルイス・ファン・ハール監督の就任後、わずか2シーズンで460億円を補強費で費やすなど、移籍金が高騰の一途をたどるプレミアで、”超お買い得物件”が爆発しているレスターの今冬の補強方針には、大きな注目が集まっている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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