“永遠のファンタジスタ”がかつての宿敵ミランの低迷を分析 「問題は心理面にある」

得点力不足は「システム論の問題ではない」

 そして、ミランのポテンシャルを評価しつつも、チーム作りの面で完成度の低さを指摘している。

「ミランは別次元のポテンシャルを持っているクラブだが、シニシャ(・ミハイロビッチ監督)は、多くの小さなことを修正していかなくてはいけない。枠内シュートが少ないと言われているけど、前線には多くのポテンシャルがあるし、シュートチャンスはあるんだ。中盤から前線にアイデアが必要で、それはシステム論の問題ではないはずだ」

 今季のミランは4-3-1-2、4-3-3、4-4-2とシステムを目まぐるしく変えてきたが、得点力不足はそうした配置の問題ではなく、より多くのアイデアとトレーニングの積み重ねで修正を積んでいくことが解決策になると語っている。ビアンコネーロ(白黒)のファンタジスタと呼ばれてきた男は、ライバルクラブのロッソネロ(赤黒)が抱える問題点を厳しく論評していた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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