オーバメヤン、オフサイドから一転…“VAR介入弾”に複雑 「100%祝福することができない」

アーセナルFWオーバメヤンがVARについて言及【写真:Getty Images】
アーセナルFWオーバメヤンがVARについて言及【写真:Getty Images】

ユナイテッド戦で一度オフサイド判定も…VARの介入によりゴール判定へ

 アーセナルのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンは、現地時間9月30日のプレミアリーグ第7節のマンチェスター・ユナイテッド戦(1-1)で同点ゴールをマークした。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によって認められたこのゴールについて、「100%祝福することができない」と複雑な思いを抱いているようだ。英紙「デイリー・メール」が報じている。

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 ユナイテッドに1点を先行されて迎えた後半13分、アーセナルは敵陣で積極的にプレスをかけ、相手のパスミスにつけ込んでFWブカヨ・サカがインターセプト。ダイレクトでオーバメヤンへとつなぎ、そのままシュートがゴールネットを揺らした。

 この場面で、オーバメヤンはオンサイドポジションにいたが、副審はフラッグを挙げ、主審もオフサイドと判定。だがリプレーで見ると、ユナイテッドDFハリー・マグワイアが取り残されており、オーバメヤンはオンサイドポジションでパスを受けていたことが明らかな場面だった。

 主審はVARからの助言を受けてゴールへと判定を変えたが、明らかな誤審だったとして物議を醸している。

 一連の流れについて、オーバメヤンはこう振り返っている。

「僕らは相手からボールを奪い、素晴らしいパスが来たと思った。オフサイドではないと確信していたから、レフェリーが笛を吹いたことは驚きだったけど、僕はフィニッシュまで持ち込んだんだ。観客がオフサイドと言っていたのは聞こえたけど、ゴールになってハッピーだ。(VAR介入を待つ間は)変な気持ちだった。100%で祝うことはできないけど、それでもOKだ。ハッピーだよ」

 VARが導入されたことで、ゴール後にチェックの時間が挟まり、喜ぶまでにタイムラグが発生するシーンは何度も見られるようになった。結果としてゴールが認められたとしても、選手としてはどこか複雑な思いを感じているようだ。

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