元アーセナルMF、「明らかに弱い」と古巣の守備に苦言 指揮官の適性にも懐疑的

かつてアーセナルでプレーしたエマニュエル・フリンポン氏【写真:Getty Images】
かつてアーセナルでプレーしたエマニュエル・フリンポン氏【写真:Getty Images】

下部組織出身の元ガーナ代表MFフリンポン、アーセナルの現状を憂う

 かつてアーセナルでプレーした元ガーナ代表MFエマニュエル・フリンポン氏が、古巣はタイトルレース参戦にはほど遠く、より良いDFを獲得する必要があると話している。英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」が伝えた。

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 アーセナルはプレミアリーグ第6節のアストン・ビラ戦(3-2)で、前半20分に先制点を許すと、ハーフタイム前にDFエインズリー・メイトランド=ナイルズが2枚目のイエローカードで退場に。数的不利なうえに1点ビハインドで迎えた後半は、同14分にPKで同点に追いつくも、直後に再び失点。しかし後半36分に同点とすると、3分後にガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンが逆転ゴールを決めてなんとか白星を手にした。

 そんなアーセナルの現状を憂いたのは、下部組織出身でトップチームでもプレーしたものの、負傷の影響ですでに現役を退いているフリンポン氏だ。ロシアのベッティングサイト「MetaRatings」のインタビューに応じ、古巣の現状に言及。アーセナルがプレミアリーグの優勝候補を苦しめる可能性を聞かれると「正直、かなり低いと思う」と述べ、こう続けている。

「ワトフォード戦(2-2)を見たが、良くなかった。我々の守備陣は、リバプールやマンチェスター・シティと比べると明らかに弱い。(ブラジル代表DF)ダビド・ルイスは何回もミスをしているし、私からすれば、ルイスと(出場機会を失っている元ドイツ代表DFシュコドラン・)ムスタフィに大差はない。(イングランド代表DF)カラム・チェンバースのほうが見てみたいね」

 そしてアーセナルには、ナポリのセネガル代表DFカリドゥ・クリバリのような「大きなインパクトを残せるDFを獲得する必要がある」とも提案。チームを率いるウナイ・エメリ監督についても、懐疑的な意見を述べている。

「エメリがアーセナルを前進させるために適任かどうか分からない。今のアーセナルでは、選手たちは快適すぎると思う。悪い試合をしても選ばれる。アーセナルの選手には、彼らのモチベーションを上げてくれる人が必要だ。リバプールを見れば分かる。彼らは毎試合常にモチベーションが高く、どんな相手にも圧を掛けている」

 古巣の現状を憂いたフリンポン氏。スイス代表MFグラニト・ジャカの新キャプテン就任が発表されたばかりのアーセナルは今季、エメリ体制でどれだけの成績を残せるのだろうか。

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