悲劇的なCL敗退は更衣室が暑すぎたから!? マンUが敵地で前代未聞のクレーム
ヴォルフスブルク側は妨害工作はないと否定
マンチェスター・ユナイテッドは8日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ最終節で、敵地でヴォルフスブルクに2-3と逆転負けを喫し、CL敗退が決まった。批判を浴びるルイス・ファン・ハール監督らチームは、敵地フォルクスワーゲン・アレナで珍妙なクレームをつけていたと、英地元紙「サン」が「ルイス・ファン・ハール曰く、ユナイテッドのヴォルフスブルク戦のドレッシングルームは暑すぎた」との見出しで報じている。
ファン・ハール監督と選手は、悲劇の舞台となったフォルクスワーゲン・アレナのドレッシングルームの温度が暑すぎると感じていたと報じられている。ヴォルフスブルク側はユナイテッド側の試合開始後のクレームに混乱する一方、対戦相手のロッカールームの温度はどのチームの試合でも一定と主張。妨害工作はないと明確にしたという。
チームは試合開始のホイッスルの前に大汗をかく状況で、これに不満を抱いていたという。
また、ユナイテッドはプレミアリーグが、他国のように国内リーグの日程面でCL参加チームを優遇していないことに関しても、「十分なサポートを受けているとは感じていない」と記事では指摘されている。
ユナイテッドは試合開始前の時点ではグループ2位で突破に有利な状況だったが、ゴール直後に失点する悪い流れで悲劇の主人公となった。マンチェスター・シティ、チェルシー、アーセナルが16強進出を決める中、”赤い悪魔”だけがプレミア勢で唯一敗退となっている。ピッチ外に敗因を求めてしまう気持ちも理解できなくはないが、前代未聞のクレームかもしれない。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images